昭和４０年男

つい一週間くらい前まで、暑い暑い、と騒いでいたような気がするのに

朝夕は肌寒いくらいに涼しくなりましたね。

げんきんなもので、あんなに早く終わればいいと思っていた夏も

いざ、本当に終わってしまうとなんだか寂しいものです。




秋の訪れとともに

新しい雑誌を仕入れに近所の本屋さんへ・・・

そこで目に入ってきたこの本

『昭和４０年男』



今まで男性向け雑誌はオーナーの担当で

あまり足を踏み入れたことがなかったので

初めて目にしました。

思わず、衝動買いしちゃいました。

なぜ、〝４０年男〟なんだろう？

この頃のヒーロー、憧れは男だけのものじゃないのに・・・

きっと女性だって読みたい人がたくさんいるはず

・・・と、勝手にひとりで盛り上がってしまいました




若かったあの頃、

自分は何にでもなれるような気がしていた。




今、自分の子供たちを見ていると

情報量があまりにも多すぎて

自分が何になれるか、よりも

就職に有利なのは何、とか

生涯年収を上げるにはどう、とか

しっかりしているのかもしれないけれども

何だか、自分の２０歳そこそこの頃と比べると

少し淋しい・・・。

年金制度もいつ崩れてもおかしくないし

いつまでたっても子供の数も増える様子もなく

夢や希望だなんて言ってられる時代じゃないのかもしれないけれど。




携帯もインターネットもなくて

今、それらがなくなるととても不便だろうけど

この『昭和４０年男』を読んで

昭和４０年代に生まれて

良かったな・・・

と

涼しくなったせいか

少しノスタルジックな気分にひたってしまいました。





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